日曜大工リフォーム サワダ建築事務所
便所の改装・リフォーム
和式便所を洋式トイレにする場合の実例と注意点

昔は設備商品は流通上、素人が入手するのは難しく、まして安く入手するのは不可能でした。
しかし現在はインターネットで安く簡単に入手できます。
サイホン式等の機能、節水型かどうか、手洗い付きが手洗い無しか等を確認して発注下さい。

便器・ウオッシュレットの注文・発注
インターネットの購入価格は40〜50%引き程度です。
便器とウォシュレットの色合わせはメーカーが違うと同じ色名でも多少違います。
尚便器・便座関連の色は可也あわい色ですので、排便・排尿の色は、わかる程度ですのでお好みの色を選んでも問題ないです。意外?とパステルピンクの希望が多く、暖かい感じが好評です。
またサイズは「大j型」を薦めています。「標準型」はやや小さく感じる人が多いので、便器端から壁から400mm以上とれるなら「大型」をつけた方が良いです
便器の機能
洗浄方式は大別してサイホン・セミサイホン・洗い落とし式とあります。洗浄能力に違いがあります。出来ればサイホン式以上をお奨めします。また渦はまくが、サイホン式ではないものもります。これは洗浄能力はあるが少し水はねの傾向があいます。又TOTOではサイホン式の開発型も出しています。
■便器の機能
サイホンボルテック式サイホン ボルテックス式

・サイホン作用と渦巻き作用を併用した洗浄方式です。
・洗浄音が最も静かな高級便器です。
・水たまり面が広いので、汚物が水中に沈みやすく
  臭気の発散も少なくなり、汚物の付着がほとんどありません。
サイホンゼット式サイホンゼット式

・独特のゼット穴構造から吹き出す水が強いサイホン作用を起こし、
 汚物を吸い込むように排出します。
・水たまり面が広いので、汚物が水中に沈みやすく
 臭気の発散も少なくなり 汚物の付着がほとんどありません。
サイホン式サイホン式

・サイホン作用で汚物を吸い込むように排出します。
・水たまり面が、サイホンゼット式より少し狭く、
 ボール内乾燥面に汚物が付着することがまれにあります。
セミサイホン式

・汚物排出にサイホン作用を伴うものと、流水作用で押し流すものがあります。
・水たまり面をサイホン式と洗い落とし式の中間に設計し、洗浄水量を抑えています。
・サイホン式に比べ、ボール内乾燥面に汚物が付着しやすく、
 洗浄時に多少水ハネが発生することがあります
洗い落とし式

・水の落差による流水作用で汚物を押し流す方式で、最も構造がシンプルで安価です
・水たまり面が狭いため、ボール内乾燥に汚物が付着しやすく、
 洗浄時に多少水はねする事があります
和式から洋式への簡単な方法としては置き型の物もあります。

話は変わりますが、携帯のウォシュレットもありますよ。

その他介護には欠かせません。置き式の洋式トイレ。
消費水量も節水型(大6リットル程度)のものと、そうでないもの(大10リットル)では年間の水道代も可也利違いますので注意してください。
便器の大きさ
標準と大型とで長さが約3cm違うだけですが、出来れば大型をお奨めします。
大型といっても、一般的に多く使われているので標準型だと小さく感じるかもしれません。使い心地・ゆとりの感覚はかなり違います。
但し便器前面端から壁までが400以下だと少し窮屈ですので注意してください。

便器の色
各メーカで同じ色名でも色合いが違います。
出来れば便器(タンク)とウォッシュレットは同メーカーにした方が無難です。また色種があまりないものもあります。
ウォシュレット
便器の大きさに合わせて標準型・大型選んでください。再度言いますが色を会わせる場合は各社で同じ色名でも多少違うので同メーカーにする方が無難です。機能的にはカ各メーカー供よく似たようなものを出していますが乾燥機能は乾くのに時間がかかるので付いていても紙で処理する人が多いようです。ただ「痔」の方は必要です。また節電機能脱臭機能は有る方がいいと思います。
参考:暖房便座・ウォッシュレットの取り付け・取り替え
排水管
便器の排水ソケットの接続可能な直径を確認してください。大抵はVP・VU/75・100です。そして既設の排水パイプの直径と種類を調べる。便所第一会所を開け、パイプの肉厚・外径を測る。
現在はVP管かVU管であるが20〜30年前の施工ならSU管も多い。
SU管は外径がやや小さいのでVP・VU変換ソケットを用意してください。
便器の排水ソケットの接続可能な直径を確認してください。
排水芯
排水芯は和式の場合大抵のものは壁から600程度です。
現在の便器はほとんどが便器後壁から200です。
また排水芯を床上で変えるための塩ビ管を用意している製品もあります。標準タイプよりやや価格は高めです。いずれにせよ床タイルの場合、大抵下部は土です。床排水をとっている場合枝管として接続されており中途ではジョイントソケット代が大抵は有りません。また床を仕上げてからの便器排水ソケットの接着の際は可也力がかかりますので、いい加減な床下吊の配管は出来ません。
また床組の腐れを防ぐ意味でも土は-450mm程度は撤去したほうがいいです。この際土やガラ(大抵下に行くほどカワラやコンクリートガラがあります。)が可也出ます。900X1800の広さの便所でもPB袋に40程度出ますので、ガラ処分も施工前に考えておいて下さい。
勿論既設の便器・タンク処分もでます。
■既設タンクの撤去
止水栓を締めて、タンク内の水を流してください。次にたまり水を小さな洗面器で受けて、給水連結管を外します。タンクと便器連結管を外し、そしてタンク内のタンクを壁に止めているビスを外します。タンクを撤去します。
■既設便器の撤去
床タイルをはがします。チス、セットハンマーでハツリます。昔のものはタイル下は薄めのコンクリートがありますが大抵無筋なのでハツリ易いです。但し前述したように可也ガラが出ます。PB袋、ガラ・残土処理は準備しておく事。スコップ(大)と場所が狭く配管関係(他の配管)が有る場合もありますので、スコップ(小)で注意しながら掘ってください。
その際大抵上部の土は良い土の場合が多いですので配水管施工後の埋め戻し用に3袋程度とっておいてください。
排水管の接続の為、排水管下少なくとも5cmは掘り下げてください。大抵の場合周辺地盤より低いですから配管後、土を埋め戻して床天より-450位になります。
■排水管
便器選択の際調査済みの既設配管の種類はVP?VU?それともSU?配管径は75?100?用意する配管長さは2M-1本(1000円程度)で大体足りるはずです。ジョイントソケット(500円程度)は3〜4個位。既設配管がSUの場合は変換ソケット(500円位)が必要です。あと塩ビパイプ用接着材が必要です。これは速乾性です。可着時間は10〜15秒ですので施工には少しコツが有ります。
先ずジョイントソケットの中を覗いて下さい。差込代は5cmあります。先ず接着剤を付けずに塩ビ管のジョイントソケットをはめて下さい。この際塩ビ管をキズつけないよう注意して下さい。キッチリ差し込めないはずです。これは接着剤の「ヌメリ」で差し込めるのですが接着材を付けても75や100の管だと差し込めません。メーカー推奨は差し込み代5cm,25/3以上つまり3.4cm以上です。接着剤は管に直交方向に円を描くようにソケットの内側差込手前部分、差込配管の外側手前部分に塗り、可着時間10秒以内に真っ直ぐ(ねじ込みではない)に差し込んでください。接着剤が可着時間を過ぎるとそれ以上差し込めません。施工不良で配管しなおししないと漏水します。
参考:AV接着材
■給水管の移設
和式の場合便器心に給水管が有ることが多いです。現在の洋式便器の多くは、便器背面に向かって左側に配管します。便器心から270mm,、高さ440mm程度の物が多いです。
給水管には直径13mmと16mmがあり、昔のものはVP管が多く使用されています。現在は耐震性を考慮して「ねばり気」のあるHIVP管を使用するようになっています。既存がVP管であってもHIVP管を継いで下さい。その際の接着剤はHIVP管専用の接着剤を使って下さい。ややVP用接着剤より可着時間は遅いようですが速乾性ですので、すばやく継ぎ手パイプ両方の接着面に塗布して、差し込んでください。直径が小さいので握る手にも力が入りやすく差し込み代いっぱいまで差し込めますので、キッチリと真っ直ぐに差し込んでください。
配管後止水管の接続する際、継ぎ手管にシールテープを巻きねじ込みます。シールテープはネジを締める際緩まない方向に巻いてください。又かなり力が給水管にかかります。給水管側の継ぎ手に真ちゅう製と塩ビ製がありますが真ちゅう製をお奨めします。又しっかりと下地材等補強して固定して下さい。
後は下地材を入れて他の仕上げ面が合ううようにしてください。
排水管・排水芯の移設
土を搬出すれば既設配管が現れます。床排水が有れば縦配管に分岐接合されているはずです。いずれにしても一番下の水平部分で継いでください。前述したように既設配管がSU管ならSUVP変換ソケットで継いで下さい。施工は前述に注意してすばやく的確に行ってください。これによって便器の位置が決まるので、慎重に施工してください。また継ぎ手は曲がりを出来るだけ少なくするようしてください。VP100の場合、配管の継ぎ手代5cmのうち4cmは入れること。それを考慮して既設配管を塩ビ用のこぎりでカットしてください。この際切り口を荒らさないようしてください。「きりなおし」でギザギザが出来てしまうと継ぐ際に、ひっかかって入らなくなる可能性があります。そして継ぎ手の差込代の80%ぐらいの計算でしたほうが考えている位置に出来るはずです。100%差し込むのは難しいですが自信の有る方はその限りではありません。また一番下の部分で水平にふって下さい。そして排水芯まで最下部でふって、排水芯で立ち上げてください。立ち上がり配管は床仕上げ天より100mm程度上げておいて下さい。メーカー・商品によって違いますが大体65mm+-5mmくらいです。寸法確認してください。配管はそのままにしておくと下水本管につながっているので臭気が上がってきますので、ナイロン袋等で「ふた」をします。この際配管の内側・外側を傷つけたり、テープの接着材が付着しないよう気をつけてください。便器排水ソケットが充分に差し込めず施工不良で水漏れの原因になります。
接着後どれぐらいで通水できるか?メーカー側は24時間と言い、業者は20〜30分と言います。積水化学の硬化データーによると30分で約70%、1時間で約80%、2時間で約90%、3時間でほぼ100%に近く硬化するとしています。その後24時間かけて極緩やかに硬化曲線を描くようです。つまり、.30分で通水しても現実的には支障はないようだが、出来るなら3時間はおきたいところです。また、施工の段取上そんなにすぐ通水することは無いので自然に2,3時間くらいは過ぎているのが現状です。また「フタ」をしないで通気させるようすると乾燥硬化が早まります。
残土埋め戻し
先ず接続した配管の下をしっかり埋め戻してください。なかなか敷き固めも狭いので難しいですが、足のつまさきやハンマーを使って土を固めて下さい。土は残土の中でも良いものを使ってください。一番下の配管が埋まって配管天より10cm
くらいまで埋め戻してください。、木床組とあまり近づくと湿気が良くないです。出来れば防湿シートにコンクリートでも打てば完璧です。しかしガチガチに固めてしまっても何かトラブルがあつた時メンテが大変なことも考えて施工してください。
床組み
土台が腐っていないか?柱足元は?腐って入れば取替えます。この取替えに自信がなければ取りあえず床組みの出来るよう土台をいれます。このとき防腐剤は塗ってください。そして根太ををいれ構造用合板を入れます。フローリングだけでも施工は可能ですが、仕上がった際の足の感触は随分違います。またフローリンフにしてもフローリング調フロアーパネルにしても床鳴りの問題も押さえられます。構造用合板にボンドを塗れば尚良いです。
天井
和式便所の場合大抵は和風です。化粧合板で桟木が入って、それに電気配線しているものが多いです。天井を撤去せずに上貼りするのが早く、一般的にも多ようです。その貼り方は、天井廻り縁と中央の桟木とは面落ちしているので、面落ち分ベニヤの残材等をいれて面一にします。電気の元スイッチを切リ、電気、照明器具を外し配線だけにします。わずかですが仕上がり面が下がるので配線に余裕があることを確認してください。(大抵はあるはず。)天井コンセントの取り付け下地を確認して下さい。大抵は桟木の横から配線がでており、コンセントは桟木に「片どめ」してある場合が多いです。というのも昔は裸電球のものも多く重量のあまりない照明であることがほとんどです。しかしリニュアル後にしゃれた照明器具をお考えなら、しっかり固定するように下地を入れてください。そして4mm程度のベニヤを貼り上げてください。
壁を貼る
腰壁がタイルの場合が多いですが、仕上がり面で幅800mm,、縦1250,mmあれば
スペース的には問題ないのでタイルの上からコンクリートボンドでベニヤを接着する方法もあります。この際ベニヤは9.5mm以上のものを使ってください。ペーパーホルダー等の取り付けの際なんとかビスがききます。それにタイル下地としてはバラ板が入っています。それにフェルト紙・ラス・モルタル左官下地のはずです。これを撤去しないで構造として生かすと考えてください。それと腰より上ですが和風調に真壁、ラスボード綿壁orジュラク壁が多いです。腰タイルの上からベニヤ9.5貼りの面と面一になるよう、また大抵は柱面とタイル面が同じはずですから、大壁にしやすいはずです。端部見切りは要りますが、塩ビのL型のものを両面テープで貼るのが安価ではやいです。また壁面には止水栓と電気コンセント配線がありますが電気配線は腰部分(タイルに9.5ベニヤ)から出すのはやや難儀なので腰上部から出し、露出でも感じはそんなに悪くはないと思います。
天井廻り縁・幅木
「とめ切」が理想ですが無理しないでも良いと思います。あんまり目立つものでもないです?。もしクロス端部カットに自信がなければクロスの後、貼る方法もあります。
幅木は厚みのあるものを付けると縦の見切りに納まら無い場合が多いですが、幅木端部の切り口がキレイなものなら許容範囲。意外とダイナミックな感じがします。また扉との干渉部分がある場合は要注意です。
天井クロス
少し大きめにカットして貼ります。一般クロスは水をスポzンジに、ふくませてクロス裏面に塗り、「のり」がもどったら(3分程度でもどる)貼るので半乾きですから電気配線はガムテープかなにかで保護しといてください。電気は切っていても、入れる際濡れているとアブナイです。ここでクロス貼り上げのコツをお教えします。縦張りの場合も同じなんですが、最初の貼る部分の面積をやや大きくとる。50cm×50cmくらい。一発貼りの場合、位置の目安がとれないので、「感」がたよりです。それでも余程模様が縦横のわかるもので無い限り大丈夫です。大胆に貼ってください。幅木廻りをカッターでカットしてください。
壁クロス
壁クロスは貼り継ぐ部分をよく考えて下さい。継ぐ位置によってjジョイント部分がかなり目立ちます。また結構せまい場所なので、床から天井までを貼る際、脚立はいるが、邪魔になるわで苦労するはずです。クロス貼りのコツは別に紹介します。
設備
天井コンセント・止水栓・壁コンセントをつけてください。コンセントの位置はウォシュレット側の電気コード、また便器取り付けのシュミレーションをして便器取り付けに邪魔にならないようにしてください。
先ず排水ソケットです。これは塩ビ性で接着剤で接着します。一度失敗すれば、床をめくって配管やり直しです。また差込不足や床面からの「浮き」があると便器も浮きます。また便器の方向もこれで決まります。
まず100mm程度出ている塩ビ管を塩ビ用のこぎりで切ります。この際「切り直し」をしないよう気をつけてください。カット寸法をよく確認して間違わないようにしてください。大抵は65mm+-5mm程度です。写真はVP75・VP100兼用ソケットです。75用は継ぎ手代50mmくらいですが100用継ぎ手代は35mmくらいと浅くなっているのでキッチリ差し入れて下さい。
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